紀久屋の振袖はすべて正絹です。着心地の差で選ぶ振袖!@四万十店
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紀久屋は創業43年のお振袖を扱う呉服専門店!
四万十店は地元に愛される呉服店として今年14周年を迎えます。
高知県中部・西部エリア、愛媛県中予・南予エリアまで多地域の方に向けて
最新のお振袖情報をお届けしております!
お店は四万十市にありますが、各地でイベントを定期的に行っておりますので
まずはお気軽にお問い合わせください!!
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ご存知の方も多いかと思いますが、正絹とは絹100%のことを言います。
蚕が作った繭からできた糸のみを使って仕立てた着物を正絹と呼ぶのですが、
紀久屋の振袖は、表地も裏地も縫い糸も全て正絹で仕立てております。
蚕を見たことがある人はわかるかと思いますが、
白い体をしているので、非常に紫外線に弱い虫です。
(虫が平気な方のみ、お調べください。)
そのため、蚕が成長するための繭は、紫外線を通さないように出来ております。
つまり、絹は日焼けも防いでくれるというわけです。
そして、生き物が中に入る繭だけあって、吸湿性も通気性も保温性も抜群。
夏は涼しく、冬は暖かいという性質です。
通気性が良いので、汗などの湿気は外に逃がして蒸れにくく、
ポリエステルのお振袖と比べるとかなり快適に着ていられます。
またその性質上、しっとりとした柔らかい生地なので、
布擦れによる静電気が起きにくく、着崩れにくいというのも
冬の成人式での着慣れない振袖ではありがたいポイントだと思います。
正絹の良さは、何といってもその着心地の良さです。
蚕が作る糸なので、絹は動物由来のたんぱく質です。
そして人間の皮膚も動物性のたんぱく質。
つまり、肌と絹は似ているということになります。
含有する成分も類似する点があるとの研究結果もあるそうです。
そう考えると着心地が良く、肌触りが良い理由も頷けますよね。
そして、柔らかい絹は体のラインに沿ってストンと落ちてくれるので、
より着姿を綺麗に見せてくれるという効果もあります。
上質な正絹になると着た後に干しておくだけで、
着物の重みでシワも消えるほど滑らかなものがあります。
正絹は良いものというのは言うまでもなくご存知だと思いますが、
もちろんデメリットもあります。
良い点として挙げた動物性のたんぱく質という点、
こちらはデメリットでもあるのです。
肌に似ているということは肌と同じような弱点があるということなので、
紫外線などの外的要因によって変色するという弱点を持っています。
紫外線のカット率はお伝えしたように非常に高く、
肌よりも断然紫外線に強いのですが、
染料の方が先に紫外線にやられてしまい、
色が褪せてしまう事もあります。
経年や保管環境などによって退色や黄変などが起きますので、
お手入れの手間がかかるという点がデメリットといえるかと思います。
生き物から取る素材なので、他の生地よりも繊細だという点が
着心地の良さに繋がるメリットでもあり、表裏一体のデメリットでもあると言えます。
ただし、着物はしっかりと手入れをすれば200年もつといわれます。
どうしても金彩や刺繍などは劣化してきますが、
定期的に紀久屋で開催されているきものクリニックにお持ち頂ければ、
綺麗に甦りますのでお手入れのお手伝いとして利用して頂きながら
お子様からお孫様、そのまたお子様へ…と長く着ていただければと思います。
もう一つのデメリットとしては値段が高いという点ですが、
もちろんポリエステルの振袖に比べると高いと感じられるかもしれません。
しかし、現在は非常にお求めやすい金額の物も増えてきており、
レンタルとほとんど変わらない金額で買えてしまう正絹の振袖もあります。
特に3月末までのキャンペーンで新作の振袖が半額でレンタルできるうえに、
プラス5万円で購入できるので、是非一度正絹の振袖の良さを体感しにいらしてください。