着物(振袖)の保管の話@紀久屋岡山本店
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紀久屋は創業43年の振袖を扱う呉服専門店!
岡山市・倉敷市・玉野市・赤磐市・和気町・備前市・瀬戸内市など多くの地域で
地元に愛される呉服店として最新のお振袖情報をお届けしております!
まずはお気軽にお問い合わせ、お立ち寄りくださいませ!!
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お盆の時期もたくさんのご来店ありがとうございました。
まだまだ夏休み!ということで、ご来店予約も多くいただいております。
2021年に成人を迎える方も2022年に成人を迎える方も今がチャンスです。
振袖を選ぶときに皆様どんなことで悩みますか?
「レンタルにしようか購入しようか」とまずどのように振袖を準備するか悩まれるかと思います。
レンタルの方も購入の方も『着物の保管』ということが一番気になるところですよね。
「家で着物のお手入れをしたり、保管をしたりすることが難しそう…」ということでレンタルを選ばれる方や、購入をお考えの方も「保管ってどうすればいいのかしら?」とご不安に思われますよね。
今回はご自宅での着物の保管についてお伝えさせていただきます。
まず基本的なことではありますが、着物はたとう紙に入れて保管します。
たとう紙とは、和紙でできている通気性の高い袋のことです。
着物は湿気が大敵です。
湿気が着物にくるとカビが生えてしまったり、着物についている菌が繁殖してシミができてしまったりすることがあるのです。
和紙は除湿効果が高く、湿気を防いでくれるので、着物を良い状態で保ってくれるとても重要な役割をもっています。
また、たとう紙に入れることで保管しているときに余計な汚れをつけないように守ってくれる役割もあります。
たとう紙には一般的に着物が入るサイズと、着物サイズのたとう紙よりも小さいサイズの帯用たとう紙があります。
着物や帯に合わせて、たとう紙を変えて収納される方が多いかと思いますが、紀久屋では着物サイズのたとう紙で帯を保管することをオススメしております。
帯用のたとう紙に入れてしまうと箪笥に入れた時に厚みがでたり、たとう紙に合わせて細かく折ることで帯に折りシワが多くついたりします。
着物用のたとう紙だと、着物と同じ長さで箪笥に納められるので綺麗に収納できます。
やり方は簡単で、たとう紙のサイズに帯を折っていくだけですので、ぜひ参考にしてみてください。
また「たとう紙に入れて箪笥にしまっているけど、それだけで大丈夫なのか不安…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
多くの方は桐の箪笥に着物を入れて保管しているかと思います。
桐の箪笥は呼吸をしており湿度を調整してくれるため着物の保管には最適だといわれています。
しかし、箪笥を置いている部屋や空気の流れの関係などによって「きちんと箪笥の中に入れているのにカビが生えてしまった」ということがあります。
箪笥を置く場所は人通りの多い部屋で、風が流れる場所に置くとより効果的です。
しかし家によっては湿度が高く空気の通りにくい場所に建っていたり、箪笥を置く位置を変えたりすることはなかなか難しいですよね。
紀久屋ではこんな収納方法を提案させていただいております。
『安心きもの収納パック キモノの休息。』です!
こちらの収納パックはジッパー付の袋が1袋と乾燥剤が入っています。
使い方は簡単で、着物と帯と長襦袢をたとう紙のまま収納パックに入れ、乾燥剤を入れてジッパーの口を閉じます。
ジッパーで密閉するので、湿気に悩むことはありませんし、収納パックの中に湿気が溜まってきたら、乾燥剤の色が変わり合図をくれるような仕組みになっています。
乾燥剤の色が湿気を含んで変わったら、その乾燥剤を天日干しして元の色に戻してから、また収納パックの中にいれて保管すると繰り返し使えます。
この収納パックに入れておけば虫干しのために干したりする手間が省けるのでとても簡単です。
皆さんが思っているより、着物の保管は簡単だと思いませんか?
大切なお嬢様の記念となる振袖が自宅にある風景は素敵なことです。
友達の結婚式やご自身の結納など成人式以外でもお召しになって、振袖をより思い出深いものにしていただければと思います。