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振袖のお手入れと保管方法:長く美しさを保つために

畳まれた振袖

こんにちは!紀久屋です。

成人式のためにご購入された振袖は、成人式が終わった後も、卒業式や結婚式、お正月など様々なシーンで着用することができます。

振袖は高価なものですので、なるべく長持ちさせて、いつまでも美しい状態で楽しみたいですよね。

振袖着用後のお手入れやクリーニング、ご自宅での保管場所や保管方法などについてお伝えいたします。

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振袖着用後のお手入れ方法

式典終了後のお手入れ

「着物ハンガー」にかけて「風通し」された振袖

成人式が終わって振袖を脱いだら、すぐに「着物ハンガー」にかけて「風通し」を行います。

一日着用した振袖や長襦袢、帯、小物類は、たっぷり湿気を吸い込んだ状態です。

この「湿気」が着物や帯の一番の大敵なのです。

そのままの状態でたんすに収納すると、カビの発生や変色、臭いなど様々なトラブルの原因となります。

着用後にしっかり「風通し」を行い、吸い込んだ湿気を飛ばしてから保管するようにしてください。

振袖や長襦袢は、専用の「着物ハンガー」にかけて吊るします。

着物ハンガーは横にまっすぐ伸びる構造になっていますので、袖幅いっぱいに着物をしっかり広げることができ、「型崩れ」しにくいというメリットがあります。

着物ハンガーにかけたら、日光の当たらない風通しの良い場所に、半日~1日程度吊るしておきましょう。

この時、振袖と長襦袢だけでなく、帯・小物類も一緒にかけておきます。

振袖小物

振袖や帯についた「着用時のシワ」も、振袖・帯自体の重みで自然に伸びてとれやすくなります。

長期間吊るしたままにしておくと、今度は「型崩れ」の原因となりますので、長くても2~3日以内には片づけてください。

シミや汚れを見つけたら

どんなに気を付けていても、シミや泥ハネなどの「汚れ」がついてしまうことがあります。

襟元にファンデーションや口紅がついてしまうこともあります。

振袖に「シミ・汚れ」を見つけたら、拭いたりこすったりせず、必ず専門店にご相談ください。

シミや汚れの種類によって「落とし方」が異なりますので、専門家による診断・ケアが必要です。

紀久屋でご購入された振袖は、お手入れやシミ抜きを5年間無料で承ります(ガード加工をされた振袖・帯・長襦袢の場合)。

振袖ご購入プラン&特典 – 【紀久屋】振袖レンタル・購入・前撮り撮影-岡山・倉敷・津山・四万十

振袖・襦袢のたたみ方

振袖を畳んでいる様子

振袖や長襦袢には、決まった「たたみ方」があります。

振袖のたたみ方と長襦袢のたたみ方は異なりますので、それぞれ正しい方法でたたんでください。

正しくたたむことで、「型崩れ」したり、変なところに折り目がついたりすることを防ぐことができます。

それぞれのたたみ方については、以下のブログ記事をご参照ください(画像つきで詳しく解説しています)。

振袖の畳み方@紀久屋倉敷店 – 【紀久屋】振袖レンタル・購入・前撮り撮影-岡山・倉敷・津山・四万十

長襦袢の畳み方@紀久屋倉敷店 – 【紀久屋】振袖レンタル・購入・前撮り撮影-岡山・倉敷・津山・四万十

振袖の保管方法

除湿効果のある和紙でできた「着物収納袋」

「湿気」を避けて収納・保管

振袖や帯の一番の大敵は「湿気」です。

きれいにたたんだ振袖は、除湿効果のある和紙でできた「たとう紙」や、除湿機能のある「着物収納袋」などに収納します。

さらに、調湿効果と防虫効果にすぐれた「桐たんす」や「桐の収納箱」に保管するのがおすすめです。

桐たんすや収納箱は、直射日光があたらない風通しの良い場所に設置しておきましょう。

年に1~2回は「虫干し・風通し」をする

長期間たんすに入れっぱなしにしておくと、知らないうちにシミや、カビ、変色、臭いが発生する原因となります。

桐たんすで保管している振袖や帯も、年に1回(できれば2回)、たんすから出して「風通し・虫干し」を行いましょう。

湿気の少ない季節(梅雨明け後の8月~秋・冬)を選び、数日間からっと晴れた天気が続く日を選んで行います。

手順は、着用後のお手入れと同じで、着物ハンガーにかけて風通しの良い場所で「陰干し」にします。

一日のうちでも、夕方から朝にかけては湿度が高くなりますので、正午を挟んだ3~4時間が最適です。

「虫干し」をすることで、振袖や帯の状態を定期的にチェックすることにもつながります。

シミや変色などトラブル発生に気づいたら、すぐに専門店にご相談ください。

なお、使用済みの「たとう紙」は、着物の代わりに湿気をたっぷり吸いこんでいますので、定期的に交換が必要です。

虫干しが終わったら、新しい「たとう紙」に交換しておきましょう。

乾燥した日に引き出しを開けて「湿気」を逃がす

年に1~2回の「虫干し」ほど大がかりでなくても、からっと晴れて乾燥した日には、桐たんすの引き出しを開けておけば、湿気を逃がすことができます。

収納箱の場合は、蓋を開けて、箱の中にたまった湿気を外に出します。

反対に、雨の日や湿度の高い時期は、引き出しや蓋を閉めて、湿気が入り込まないように注意しましょう。

しばらく着用予定がない場合はクリーニングも

一度着用した振袖は、一見するとシミや汚れがなくても、実際には皮脂や汗がついた状態となっています。

そのままの状態で長期間保管すると、臭いや変色などのトラブルが発生することも。

しばらく着用予定がない場合には、一度クリーニングに出してから、「収納ケース」などに保管するのもおすすめです。

専門店にご相談ください

正絹(シルク100%)の振袖や帯は、ご自宅でお洗濯やシミ抜きをすることができません。

シミや汚れなどトラブルを見つけた場合は、なるべく早く専門店にご相談ください。

紀久屋では、着物のクリーニングやシミ抜きのほか、点検や各種メンテナンスも承っております。

振袖や帯の保管・お手入れ方法などについて、ご心配なことがございましたら、いつでもお気軽にご相談くださいませ。