振袖の畳み方@紀久屋倉敷店
紀久屋は地域密着型の呉服店です!
倉敷・総社・早島・高梁・笠岡・新見・井原など……。
岡山県内の幅広い地区のお客様にご来店いただいております。
前撮りから成人式当日のサポート、卒業式の袴、着用後のクリーニングまで。
心を込めて精一杯ご対応させていただきます。
岡山県にお住まいの方々、着物・振袖のことはすべて
紀久屋倉敷店にお任せください!
こんにちは。紀久屋倉敷店です。
皆さま、着終わったお着物をきちんと畳めていますか?
例えば、着終わったお着物をしまう時。レンタルなどで借りたお着物を返却するときなんかに、着物のきちんとした畳み方が分からないという方もいらっしゃると思います。
紀久屋で、レンタルで貸し出したお振袖をご返却していただく際にも、
「畳み方が分からないんですけど……」
というお声を多く耳にします。
もちろん、レンタルの場合は適当に畳んで返却していただければお店の方で畳みなおしますが、ご自分のお着物や、ご友人・ご親戚の方から借りたお着物だと、そういうわけにもいきませんよね。
「畳み方が分からないから、畳んでほしい」と、店に持ち込んで来られる方も中にはいらっしゃいますが、
いざという時に自分で畳めるように、今回は画像付きで畳み方をご紹介いたします!
①背中側が下になるように、着物を広げます。スナップや糸で衿を半分に折って止めてある場合や、重ね衿が縫い付けてあるは、この時点で外しておきましょう。
②手前にある方の身頃を、脇の線で折り上げます。
③先ほど折った身頃を、今度は衽(おくみ)の線に合わせて手前側に折り返します。
④奥側にあった身頃を手前に向かって折り返し、衿同士、衽同士がぴったりと重なるようにします。
⑤奥にある方の身頃の脇線を持って手前に持ってきます。ここも、左右の脇線同士がぴったり重なるように畳みます。
ポイント! ここで、衿部分の畳み方に悩まれる方が多くいらっしゃいます。
衿は、内側に向かって畳み込むような形に折ります。
肩山の線と平行になるように(青い線)、衿の後ろ・背中側に三角形を作るような雰囲気で(ピンクの線)折るといいですよ。
⑥上側の袖を身頃に重ねるように折り返します。
⑦下側の袖を、先ほどとは反対側に向かって、同じように身頃に重ねるように折ります。
難しい場合は、一度ひっくり返してから畳むのでも大丈夫です。
⑧たとう紙に入る大きさに折ります。
これで完成です!
今回は身丈の長い着物だったのでほぼ半分の大きさに折りましたですが、身丈の短い着物の場合は折り返す部分が短くなります。
いかがでしたか?
皆さま、これで着物の畳み方をマスターできそうでしょうか?
「ママ振を合わせようと思って着物を出したはいいものの、畳めなくなってしまった」
なんてお悩みとも、これでおさらばですね。
浴衣も同じ畳み方なので、夏に着た後、畳み方の練習を兼ねて畳んでみるのもいいかもしれません。
今回ご紹介したのは「本だたみ」という畳み方です。
ちなみに長襦袢の畳み方は着物とはまた違い、「観音だたみ」という畳み方です。
また機会があれば、こちらもご紹介しようと思いますので、お楽しみに!