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辻が花の振袖ってどんなの?

こんにちは。紀久屋四万十店です。

今回はお店に展示している振袖のなかでも、とっても人気の辻が花の振袖についてご紹介させていただきます。

辻ヶ花とは

辻ヶ花は、江戸時代中期に京都で生まれた絞りの技法です。絞りとは、布地に模様を描くために、布を折りたたんだり、糸で縛ったりして、染料が染み込まないようにする技法です。辻ヶ花では、布地に絵を描いてから絞りを行うため、複雑な模様を表現することができます。

辻ヶ花は、その美しさから「幻の絞り」とも呼ばれています。その理由は、辻ヶ花の制作工程が非常に複雑で、熟練した職人でも1枚の着物を作るのに数ヶ月かかるからです。また、辻ヶ花は、使用する染料や糸にもこだわるため、高価な着物として知られています。

辻ヶ花の柄

辻ヶ花の柄は、花や鳥、風景など、自然をモチーフにしたものが多いです。また、辻ヶ花では、複数の色を組み合わせて模様を表現するため、華やかで美しい着物に仕上がります。

辻ヶ花の制作工程

辻ヶ花の制作工程は、次のとおりです。

生地に辻が花の柄を描いて生地を絞ります。絞りには、様々な方法がありますが、一般的には、糸を使って生地を縛ったり折り曲げたりします。絞りの強さや位置によって、模様が変わります。

絞った布を染料に浸して染色します。染料は、天然染料や合成染料が使用されます。染色の回数や時間によって、色合いが変わります。

染色した布を水ですすぎ、絞り糸を除去します。その後、生地を乾燥させます。

辻が花の振袖の着こなしのポイント

辻が花染めの振袖の着こなしのポイントは、帯と小物です。帯は、振袖の色柄に合わせて、華やかなものを合わせるのがおすすめです。小物は、帯と色を合わせると統一感が出て、より上品な印象になります。

また、辻が花染めの振袖は、髪型も重要です。アップスタイルにすると、より華やかで美しい印象になります。

辻ヶ花の魅力

辻ヶ花の魅力は、その美しさにあります。辻ヶ花では、複雑な模様を表現するために、様々な技法が用いられています。また、辻ヶ花では、使用する染料や糸にもこだわるため、華やかで美しい着物に仕上がります。

辻が花染めの振袖は、華やかで上品な印象を与えるため、成人式や結婚式などの晴れの日によく着られます。

しかし、辻ヶ花の魅力は、その美しさだけではありません。辻ヶ花は、その複雑な制作工程から、職人の技の結晶とも言える着物です。辻ヶ花を着ることは、職人の技を身にまとうことであり、日本の伝統文化を継承することです。

辻ヶ花に興味がある方は、是非一度、ご来店いただいて辻ヶ花の振袖をご覧になってみてください。

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