散りばめられた、想い
ついに平成最後の成人式も終わりました。
お正月からこの1週間にかけて、テレビのニュースや番組で芸能人の振袖姿や、
今年成人式を迎えたお嬢様がたの振袖姿を街中でも目にすることが多かったと思います。
そんな振袖姿を見て、
『いよいよ来年は私の成人式だから、どんな振袖にしよう』
『そろそろ娘の振袖を一緒に選びたいな』
と思われた御家族様やお嬢様も多いはずです。
ちなみにみなさまはどんな振袖が気になったでしょうか?
『あの芸能人の○○さんが着ていた振袖が良かった』
『いまテレビに映っている人の振袖がかわいいな』
など、いままで以上に気になったことはないでしょうか?
そこで今回は、振袖の柄について少しだけ説明したいと思います。
振袖の柄には昔から伝わる色んな言われがあります。
例えば花の柄一つにも、その花についての素敵な意味があります。
なんと言っても今年注目を浴びる、お目にかかる機会の多い柄は
菊の柄(文様)です。
今年は平成の終わり、そして新しい元号の始まりでもあります。
菊は、皇室の御紋にも使われているとても高貴な花で、菊には長寿の象徴であるほか
無病息災や邪気払いなどのさまざまな意味を持っている縁起物と言われています。
ぜひお手元のカタログを見ていただけたら、この菊の柄(文様)が使われている振袖が数多く掲載されています。
次に代表的な花は
牡丹の花です。
牡丹は古くから日本では美しい女性の姿を形容する言葉で
『立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花』
という言葉があり、女性はその花と同じくらいに美しいという例えの言葉として使われています。
百花の王と呼ばれ、小さなつぼみから大輪の美しい花を咲かせることから
『豪華』『幸福』『富貴』
を表すと言われています。
このように振袖に描かれている柄には意味があります。
いままでは、
『あの花柄かわいい』
だけで、振袖を見ていた御家族様やお嬢様も少なくないはずです。
柄の言われや思いを知っていただけたら、これからの振袖選びがもっと楽しくなってくると思います。
そうすれば、ただかわいいだけでなく、御家族様やお嬢様の思いにもピッタリの振袖を見つけていただけると思います。
ぜひご来店いただいて実際に色んな振袖の柄を見て、楽しんでいただけたらと思います。