着物の保管は怖くない!@紀久屋倉敷店
紀久屋は地域密着型の呉服店です!
倉敷・総社・早島・高梁・笠岡・新見・井原など……。
岡山県内の幅広い地区のお客様にご来店いただいております。
前撮りから成人式当日のサポート、卒業式の袴、着用後のクリーニングまで。
心を込めて精一杯ご対応させていただきます。
岡山県にお住まいの方々、着物・振袖のことはすべて当店にお任せください!
一生に一度の大切な日を、紀久屋倉敷店がプロデュース致します。
こんにちは。紀久屋倉敷店です。
最近、振袖レンタルを選ばれる方が増えてきています。
その理由として「持っておくのが怖い」とおっしゃる方がいらっしゃいました。
紀久屋では、レンタルの振袖は成人式前年の11月末ごろから貸し出しを行っています。
お貸しした日から成人式までの間に、ご親戚の結婚式やお正月などでお振袖を着る機会があった場合、自由に着ていただいて構いません!
ですが、恐る恐る着物を保管していては、そういう機会に気軽に着ることができません。
これは、振袖を購入した方にも言えることです。
せっかく選んでいただいた振袖。1度や2度袖を通した後はしまいっぱなしでは、もったいないですよね。
着物に触れる機会が少なくなってきている今、着物の保管はとても難しいものとして映るのかもしれません。
しかし、そんなに怖がる必要はありません!
着物の収納・保管において最も気を付けるべきことは、シワとカビです。
特にこの二つに気を付けていれば、着物の保管はそんなに怖くないんですよ。
・シワ
着物を長期間保管するときにきちんと畳んでおかないと、目立つ柄の部分にシワができてしまうかもしれません。
シワがたくさんの着物は、見た目にも美しくありません。シワを伸ばすためにアイロンをかけるのも、自分でするのは不安ですよね。
だからしまう時に、あらかじめきちんと畳んでおくことが大切です!
着物と長襦袢はそれぞれ畳み方が違うんですよ。ご存知でしたか?
手順は着物の畳み方・長襦袢の畳み方をそれぞれ参考にしてみてくださいね。
着物や長襦袢をきちんと畳むことは、美しい着姿に繋がります。せっかく着物を着るなら、周りの人から「きれい!」と褒めてもらえるような着姿でいたいですね。
・カビ
着物を持っている方がきっと一番恐れているのがカビだと思います。
何年も着ていない留袖や喪服を引っ張り出してみたら、真っ黒なはずの布地に白い斑点がポツポツと……!という恐ろしい経験をされた方も少なくはないはずです。
ですが、カビはどこにでも発生するのではなく、カビが発生しやすい環境が整っている場所に発生します。
カビが増えるのに必要なものは、菌と湿気と養分です。
まず菌です。当たり前のことですが、カビ菌がなければカビは発生しません。
菌があれば、どんなに気を付けていてもカビがきてしまいます。
着物を綺麗にクリーニングして収納しても、いつもカビてしまう……と思っていたら、着物をしまっている箪笥自体がカビていた! という話もあるそうですよ。
次に湿気です。カビは湿気の多い環境・特に湿度80%以上で増えやすくなります。
着物を着た後は、天気のいい日にハンガーにかけて風を通してあげましょう。それだけで汗などの水分を飛ばすことができます。
箪笥にしまった後も、時々引き出しを開けて風を通すことで、湿気がこもるのを防止できますよ。
最後に養分。カビは皮脂汚れやホコリなどを栄養にして繁殖します。
目立った汚れがなくても、首に接する衿回りは皮脂汚れが付きやすいです。
しばらく着る機会がない着物は、お手入れをしてからしまってあげましょう。
これらのことに気を付けておけば、カビは思ったより怖くありません。
それでも着物にカビを発見したら、すぐに専門店でカビ取りをしてもらってください。
もちろん、紀久屋でもカビ取り等の加工は承っております!
進行してしまったカビは落とすのが困難です。
発見が早いほど、着物を傷めずに済みますよ。
いかがでしたか?
着物の保管はポイントさえきちんと押さえておけば、そんなに怖がることはないんです。
それでもやっぱり不安な方・家に着物用の箪笥がない方はいらっしゃると思います。
そんな方のために、最近は着物の保管に便利なグッズも販売されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
困ったときは、お気軽に紀久屋までご相談くださいませ。