あなたの振袖は大丈夫? 振袖を着た後のこと@紀久屋倉敷店
紀久屋は地域密着型の呉服店です!
倉敷・総社・早島・高梁・笠岡・新見・井原など……。
岡山県内の幅広い地区のお客様にご来店いただいております。
前撮りから成人式当日のサポート、卒業式の袴、着用後のクリーニングまで。
心を込めて精一杯ご対応させていただきます。
岡山県にお住まいの方々、着物・振袖のことはすべて
紀久屋倉敷店にお任せください!
こんにちは。紀久屋倉敷店です。
皆さま、振袖を着た後の保管はきちんとされていますか?
卒業式シーズンもそろそろ終盤で、紀久屋でも袴の着付けのご予約を多数いただいておりました。
その袴の着付けの時にご自分の振袖を持ってこられた方の中で、保管のことについてお話させていただいた方が何人かいらっしゃいました。
「卒業式の時に振袖を箪笥から出すのは、成人式以降初めて」という方も多いため、成人式を終えた後、しまう時が重要になりますね。
なので今回は、振袖をしまう時のポイントをお伝えいたします。
・挟まっている紙は取る
成人式後にきちんと振袖をクリーニングに出してくださった方に多いのが、着物の間に紙が挟まったまま保管している方です。
紀久屋では、クリーニングを終えた着物が型崩れを起こさないために、着物を畳んでいる間に薄い紙を挟んでお返しさせていただいております。
ですが長期保管の場合、これは逆効果! 紙が湿気を吸って、着物にも湿気が移ってしまいます。
なので、クリーニングを終えた着物をしまう時は間の紙を取って保管するようにしてください。
・衿元や袖付に注意
袴を合わせるために振袖を着てみると、振袖や長襦袢の衿に汚れがついていたり、脇の部分・袖付けがほつれていたりしたお客様がいらっしゃいました。
衿元はお化粧汚れや皮脂汚れが付きやすいところです。
着用直後は汚れていないように見えても、時間が経つにつれて変色してくることもありますので、注意が必要です。
袖付け部分は、腕を上げたときに一番負荷がかかる場所です。
洋服を着ている感覚でつい腕を大きく上げてしまうと、縫い糸がほつれてしまうことがよくあります。
その場では気が付かないかもしれないので、脱いだ後にほつれていないか確認をしっかりするようにしましょう。
・運ぶときは水平に
たとう紙に入れた振袖を運ぶとき、水平に運んでくださっているでしょうか?
綺麗に畳んでたとう紙にしまっていらっしゃる方でも、斜めに傾けた際に中の振袖が偏ってしまって、余計なシワがついてしまっている方がいました。
中には、たとう紙を真横に傾けて持ってくる方も……。
運ぶときには、少し気を付けてみてくださいね。
・収納パックにはたとう紙ごと入れる
紀久屋がおすすめする「キモノの休息 安心きもの収納パック」。
こちらは振袖一式が収納できる優れものなのですが、中に着物を入れるときはたとう紙に入れたまましまってください。
収納パックはツルツル滑る素材でできていますので、畳んだ着物をそのまま入れると中で動き、シワになってしまいます。
せっかく振袖を湿気やカビから守っても、シワができてしまっては次に着るときに困ってしまいますよね。
それと、収納パックの中に他の防虫剤などを一緒に入れると、化学反応を起こして着物に良くないため、入れるのは同梱の除湿シートのみにしてください。
以上が、振袖をしまう時のポイントです。
頻繁に着ることのない振袖。しまう時に少し気を付けるだけで、次の機会にすぐ着られるようになります。
自分で見るだけでは不安だという方は、紀久屋まで持ってきてくださっても構いません。
クリーニングやお手入れのご相談も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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