振袖の価格の違いは何で決まる？＠紀久屋倉敷店
こんにちは。紀久屋倉敷店です。
蒸し暑い日が続きますが、皆様元気にお過ごしでしょうか？
さて、以前のブログで「振袖の色の濃さや鮮やかさと印象の違い」についてご紹介しましたが、
実際に振袖を選ぶ上で、疑問に思ったことはありませんか？
「振袖によってどうしてこんなに価格が違うんだろう…」
例えば同じ色の振袖でも、選ぶものによって価格が大きく違って驚かれる方もいらっしゃるかと思います。
ではその振袖の価格は何で変わるのか。
今回はその「価格の違いは何で決まる？」という点について少しご紹介したいと思います。
職人の技でより美しく！高級振袖は職人のひと手間から
さて振袖といえば、色や柄はもちろん、豪華な金箔の付いた振袖、優しい雰囲気の出るぼかしが描かれた振袖など、様々なデザインがありますが、ここで振袖の価格を決める大きな理由として挙げられるのが「職人の手間がどのくらいかかっているか」です。
というのも、もちろんどの振袖も一つ一つ丁寧に作られているものではありますが、中でもひときわ目を引くような、職人の技が光る逸品にはより高い価格が付いています。
では例えば、どんなものが当てはまるのか。
その一部をご紹介させて頂きたいと思います！
絞り
まずはこちらのぽつぽつと点のように見える、特徴的な模様。
「見覚えがある！」という方もいらっしゃるのではないでしょうか？
「職人の技」の中でも比較的知名度の高いこちらは「絞り」と呼ばれています。
こちらを少し角度を変えて見てみると…
表面が少し波打っているのが見えますでしょうか？
実は点のように見える部分を頂点に少し出っ張っていて、
触ってみるとふわふわとしているのが特徴です。
金駒刺繍(きんこまししゅう)
続いてはこちらのオレンジ色で囲っている金色の花の柄の部分。
金糸(きんし)という糸で刺繍をしたものになるのですが、ただ刺繍をしているのではなく…
アップで見てみると、金色の糸の上にぷつぷつとオレンジ色の糸が縫い込まれていますね。
こちらが「駒取り」(「駒縫い」とも呼びます)という方法の縫い方をしたものです。
他の部分よりも立体感があり、金色、ということもあって、ゴージャス感が出るのが特徴です。
今回ご紹介させて頂いたのはほんの一部ではありますが、このような職人がより手間を掛けたものが価格の高いものになります。
もしかすると、お手持ちの振袖でアレンジコーディネートを考えている方の中にも、こういった細かなこだわりが詰まっているかもしれませんね。
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いかがでしたでしょうか？
皆様のよりよい振袖選びのお力となれれば幸いです。
紀久屋は地域密着型の呉服店です！
倉敷・総社・早島・高梁・笠岡・新見・井原など……。
岡山県内の幅広い地域のお客様にご来店頂いております。
前撮りから成人式当日のサポート、卒業式の袴、着用後のクリーニングまで。
心を込めて精一杯ご対応させて頂きます。
また、当店では新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮し、現在出入口へのアルコール消毒の設置・スタッフの検温とマスク着用などの対応を行っております。
お客様に安心してお振袖選びを楽しんで頂けるよう努め、皆様のご予約・ご来店をお待ちしております。
